Occupational therapy

Occupational therapy(作業療法)とは?

すべての人々が生活する中で直面する身体的、精神的、社会・文化的な困難を軽減・解消するために行われる支援の1つです。

 

作業とは人が生活する中で行うすべての行為を指し、人の生活は“連続した作業”で成り立っているとされています。作業療法士は“作業”と“語りかけ”を用いて、個々人が個々人にとって幸せな人生を送れることを支援します。

 

作業療法士の役割は、生活機能評価と生活支援機能であり、対象の状態とニーズに応じて作業の種類や治療構造を組み替えることで治療を行っていきます。

 

作業療法士の役割

作業療法実践のための6つの理論

 ~for The Practice of Occupational Therapy~

 

1.ゲイル・フィドラー Gail Fidler

 Doingの理論

 

2.アン・クローニン・モゼイ Anne Cronin Mosey

 治療理論と専門職モデル

 

3.レラ・A・ロレンス Lela A.Liorens

 作業療法のための発達理論

 

4.A・ジーン・エアーズ A.Jean Ayres

 感覚統合理論

 

5.マリー・ライリー Mary Reilly

 作業行動理論

 

6.ギャリー・キールホフナー Gary Kielhofner

 人間作業理論

日常生活活動(ADL;Activities of Daily Living)援助

  評価法はFIM、Biethalindex、AMPS、PEDIなどがある。

PEDI

大きく分けてADL、移乗・移動、社会性の3項目をみる検査で、ご家族に2択で記入して頂ける評価表になっています。

ただ質問数が多いので、40分~1時間程を要します。

また、各質問へのYes,No回答のみでなく作業療法方針の参考に具体的に話を聞いておくべきところも出てきますので、会話をしながらチェックをするか、チェックをして頂いた後にお話を伺うことが必要になってくると思います。

実年齢とADL能力との差だけでなく、定期的にチェックを行うことで個人の能力の変化を記録していくことができます。

また、次に獲得できるであろうADL項目(ADL項目の獲得順)をご家族に知っていただくことにも役立ちます。

姿勢ケア

【目的】clientが必要とするposition(姿勢)がとれるようになること。

     健康状態(呼吸状態など)の維持と改善

     身体機能・構造の悪化(変形・拘縮など)の予防と改善

【対象】自力で目的とする姿勢をとることが難しい人。

     必要な時間その姿勢を保つことが難しい人。

【方法】①環境設定 ②ROMex ③姿勢保持具の作製

 

①環境設定

 【目的】様々な道具を使用することで目的とする姿勢をとること。

②ROMex

 【目的】関節の可動域を維持・拡大すること。

 【対象】関節が動きにくい場合やその予防が必要な人。

③姿勢保持具の作製

 【目的】clientや介助者が最も必要とする姿勢を楽に保てること。  

上肢機能の向上及び改善

NOMAハンドラボ

『NOMA手・上肢機能診断』検査手順・記録紙ダウンロードページからPDFファイルをダウンロードできます。検査道具としては格安にそろえることができるし、簡単に検査をかけることができます。大人用として作られていますので、小児を対象とする場合は道具の高さや重さや大きさなど設定変更を考慮すべきです。

ハンドスキル

とても読みやすく参考になります。

お勧めです。

子どもの手の機能と発達

『ハンドスキル』と内容がかぶっていますが、最新版です。

本は分厚くお値段もそれなりですが、その分詳しく載っているのでしっかり勉強したい人はこちらの購入をお勧めします。

検査

感覚統合

(詳細は感覚統合理論を参照)

臨床観察サマリーシート

JSI-R

SCSIT(南カルフォルニア感覚統合検査)

J-map(日本版ミラー幼児発達スクリーニング検査)

J-pan(日本版感覚統合検査)

 

発達検査

新版K式発達検査:0ヶ月~14歳

●『姿勢・運動』『認知・適応』『言語・社会』の3領域に分類 

●IQ(知能指数)ではなくDQ(発達指数)として測定

DQの測定となるので指示理解が未熟な対象に対しても知能検査に比べて検査をかけやすいのが利点です。

認知

K-ABC(Kaufman Assessment Battery for Children)2歳6ヶ月~12歳11ヶ月

●3つの継次処理尺度と6つの同時処理尺度と5つの習得度尺度で構成

 

■継次処理尺度(情報を1つずつ分析する能力)

3.手の動作 5.数唱 7.語の配列

■同時処理尺度(情報の全体像を把握する能力)

1.魔法の窓 2.顔さがし 4.絵の統合 6.模様の構成 8.視覚類推 9.位置さがし

■習得度尺度(年齢に応じた知識、技能の習得度)

10.表現ごい 11.算数 12.なぞなぞ 13.ことばの読み 14.文の理解

 

勉強指導の参考書籍はコチラ

 

知能

田中ビネー知能検査:2歳~成人 

成人までを対象としている分、下記知能検査に比べると難しい印象。

ウエクスラー式知能検査(WPPSI、WISCⅢ、Ⅳ)

言語性IQ(VIQ)、動作性IQ(PIQ)、全検査IQ(FIQ)の3種類のIQと下位検査プロフィールによる詳細な診断が可能。

WPPSI:3歳10ヶ月~7歳1ヶ月(就学前の児童向け)

 ●知的発達に遅れのある場合は、7歳1ヶ月以上の年齢でも「テスト年齢換算表」を利用し検査が可能。傾向を知ることができます。

 ●6種類の言語性下位検査と5種類の動作性下位検査で構成

 ●下位検査の評価点プロフィールを作成し、「個人内差」を診断できます。

 

■動作性下位検査

2.動物の家 4.絵画完成 6.迷路 7.幾何図形 9.積木模様

■言語性下位検査

1.知識 3. 単語 5.算数 8.類似 10.理解 文章(補充問題)

WISCⅢ:5歳0ヶ月~16才11ヶ月(就学中の児童向け)

■動作性下位検査

1.絵画完成 3.符号 5.絵画配列 7.積木模様 9.組合せ 11.記号探し 13.迷路

■言語性下位

2.知識 4.類似 6.算数 8.単語 10.理解 12.数唱

 

WISCⅣ:5歳0カ月~16歳11ヶ月

 ●全15の下位検査(基本検査:10 補助検査:5)で構成

 ●このうち10の下位検査はWISC-Ⅲから引き継いだもので、5つ(下記)が新しい下位検査。

 

■絵の概念:2~3段からなる複数の絵を掲示し、共通の特徴のある絵をそれぞれの段から1つずつ選ばせる。

■語音整理:一連の数とカナを読んで聞かせ、数は昇順に、カナは五十音順に並びかえて言わせる。

■行列整理:一部分が空欄になっている図版を見せて、その下の5つの選択肢から空欄にあてはまるものを選らばせる。

■絵の抹消:不規則に配置した、あるいは規則的に配置したさまざまな絵の中から動物の絵を探して線を引かせる。

■語の推理:いくつかのヒントを与えて、それらに共通する概念を答えさせる。

 

K-ABCⅡ:2歳6ヶ月~18歳

来年(2012年)前後に刊行される予定らしいです。

筆算や読み書等が習得度尺度に追加され、“教育”に繋げ易い内容になっています。

対象年齢の引き上げにより、大学受験までサポートすることが可能です。

 

※WISCⅢ→Ⅳは知能検査と教育が全く異なるマーケットに属しているアメリカの考えで進化した、“知能の測定”としては非常に有能だけれど“教育”へは活かしにくい一面もあります。

対するK-ABCⅡは日本主体なので、教育関係者や教育機関への情報提供をする職種(OTR含む)向け。

施設や病院で働くOTRの立場ではK-ABC(Ⅱではなく)とWISCⅢで解釈を行う方法がその他の感覚面等とも合わせて考えやすく、使用しやすいと感じています。

 

言語発達

ITPA言語学習能力診断検査:3歳0カ月 ~ 9歳11カ月
情報を受け取り、それを解釈し、他人に伝えるというコミュニケーションに必要な機能を測定します。
 
PVT-R 絵画語い発達検査:3歳0カ月 ~ 12歳3カ月

●言語の理解力の中でも特に基本的な「語いの理解力」の発達度を短時間に正確に測定します。

●4コマの絵の中から、検査者の言う単語に最もふさわしい絵を選択させるという、わかりやすい手法を採用しています。

 

視知覚

フロスティッグ視知覚機能検査:4歳0カ月 ~ 7歳11カ月

●5つの視知覚技能を測定します。
1.視覚と運動の協応 2.図形と素地 3.形の恒常性 4.空間における位置 5.空間関係

 ※トレーニング教材(教材と指導本)が出版されています!!

 

<教材>フロスティッグ視知覚学習ブック  初級用・中級用・上級用

<指導>フロスティッグ視知覚能力促進法 初級用・中級用・上級用